比婆山久米神社:国生みの女神が眠る霊域への行き方

Marc
こんにちは、Marc (@marc_freelancer) です。

今回は島根県と鳥取県の県境付近にある「比婆山久米神社」を紹介します。

何も知らないと通り過ぎてしまいそうな小さい神社ですが、実はこの神社、国生みの神である「伊弉冉命」を祀っていて、神社がある比婆山の山頂には伊弉冉命のものであるという陵墓がある特別な場所なのです。

古事記や日本書紀、日本史好きにとっては非常にロマンがある場所と言っていいでしょう。

この記事ではそんな比婆山久米神社へのアクセス方法、現地での見どころや楽しみ方を解説しています。

運営者について
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  • 神社仏閣参拝数100以上
  • 日本100名城の達成進捗70%
  • 沖縄離島の総宿泊数80日以上

目次

比婆山久米神社とは?

参拝情報
営業時間

終日参拝可能

定休日

年中無休

参拝所要時間

10分
奥宮参拝の場合は60~70分

御朱印帳

なし

御朱印

あり

冒頭でも少し述べた通り、比婆山久米神社は国生み神話の神である伊弉冉命を祀る神社です。

この神社がある「比婆山」は、日本最古の歴史氏である古事記に最初に記された山で、山頂には伊弉冉命を埋葬したと言われる陵墓がある由緒た正しき場所です。

一般でも参拝しやすい麓にある里宮と山頂にある奥宮の2つがあり、気軽に参拝することもできますし、よりディープに神話の旅を楽しむこともできます。

まさに知る人ぞ知るパワースポットであり、国生み神話の神が眠る神聖な空気感を味わえるかもしれません。

ご利益は子授かり、安産、子育て

国生みの神である伊弉冉命は、古事記によると日本の国土を生み出された神であり、同時に沢山の神々をお生みになった神生みを果たされたとされています。

そのことから「子授かり」「安産」「子育て」に関するご利益が深く信仰されています。

さらなる秘境の奥の宮へ

里宮の横には比婆山山頂への山道があります。体力に自信のある方は是非山頂にある奥宮を参拝してみましょう。

比婆山登山は体力中程度の方で上り30分、下りは15分から20分程度といったところでしょう。山道は足場が悪いため、歩きやすい靴が必須。天候が良くない日は控えたほうがいいでしょう。

詳しい道のりは次のセクションで紹介します。

比婆山久米神社奥宮までの道のり

神社向かって左手に「比婆山登山口」と書かれた看板があります。山頂までの距離は1050m。

この時点では「1キロくらいじゃん」と思うでしょう。

序盤は簡単な階段が整備されており、ここまでは余裕。

階段となっている場所を過ぎたあたりから徐々に道が険しくなります。

山頂までの道のり5分の4がこの様な山道です。ところどころ急斜面や足場の悪い岩場があります。

季節にもよりと思いますが、落ち葉が多くて常に滑りやすいので注意です。

険しい山道の終わりを告げる鳥居が見えたら山頂に到着です。

足場は悪かったものの、この程度の距離と時間であれば登山慣れしていない方でも心が折れるギリギリのことで到着できると思います。

山頂は開けた空間になっており、そこには奥宮への方向を示す看板が立っています。

その方向に向かい1~2分ほど歩きます。

ついに到着!

緑に囲まれて非常にこじんまりしたお社。当たり前ですが人気もなく、風で木々が揺れる音と自分が歩く時の落ち葉を踏む音しか聞こえないなんとも言い表しようがない雰囲気です。

社殿の奥には「伊邪那美大神御神陵」と書かれた陵墓があります。写真で写っているよりも実際はかなり朽ちてきています。

過疎化・少子化による氏子の減少で維持管理が難しくなってきているのでしょう。この様な文化財をどの様に守っていくかは今後の日本の課題ですね。

比婆山久米神社へのアクセス

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