今回は、沖縄・下地島にある「通り池」の見どころや楽しみ方をご紹介します。
下地島に来たら必ず訪れたい観光地の一つである通り池。自然が作り出した迫力かつ神秘的な景観に驚かされると思います。
通り池の基本情報・アクセス・駐車場
所在地 | 〒906-0507 沖縄県宮古島市伊良部佐和田 |
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料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
通り池(とおりいけ)は、沖縄県宮古島市の下地島の西部にある池で、国の名勝かつ天然記念物に指定されている観光地です。
宮古島の中心街からは車で約30分。入口は約50台ほどの無料駐車場とトイレが完備されています。
通り池までの道のり
駐車場の案内板横の入口から5分ほど歩きます。
木々が生い茂った自然のトンネルを歩きます。
この段階では本当にそんな巨大な池があることが疑わしくすら感じます。
少し歩くと開けた雰囲気になります。
そこからまもなくで到着。観光スポットだけあり、平日にも関わらず人が多いです。
通り池の見どころ
大迫力の自然の造形美
海側の池が直径75m、陸側の池が55mの大きさ。
実際に見ると噴火口の様に大きい…。海水の侵食でこれほどまでに大きな穴が空くとは、自然の力と時の流れとはすごいものです。
途方もない時間軸すぎてもはやよくわかりません…。
そのため、通り池は国の名勝及び天然記念物に指定されています。
こちらは内陸側。海側に比べて若干小さいといってもかなりの迫力です。
海側の洞窟とは水面下の洞穴で繋がっており、このような地形は全国的にもとても珍しいとのこと。
通り池には古来より伝承・伝説が残っているので合わせて紹介します。
伝説も残っているパワースポット
ユナイタマ(ヨナタマ)伝説
昔、この付近の木泊村には2軒の家があった。そのうちの1軒に住む漁師がユナイタマ(ジュゴン)を捕らえ、半身を切って隣家にも分けた。ユナイタマが海に助けを求めると、大波が3度押し寄せてユナイタマを運び去り、波が引いた後には、2軒の家があったところがぽっかりと池になっていた。
引用:Wikipedia
こちらは、1748年の『宮古島記事仕次』に収録されているいわゆる人魚伝説ですが、この地方で昔から度々あった津波に由来した伝説だと思われています。
継子伝説
ある人の後妻に、継子の兄と実子の弟がいた。この兄弟が3、4歳の頃、後妻は二人を連れて通り池に行き、継子を池の端に寝かせ、実子は懐に抱いて、継子が寝入ったら池に落とそうと企てた。しかし、母親が先に寝入ってしまった間に、子供達は位置を替えて、継子が懐に入り、実子が池の端で寝ていた。母親は継子だと思った子を池に蹴り落とし、急いで家に帰ったが、抱えてきた子は継子であった。
引用:Wikipedia
こちらは、1727年の『雍正旧記』に収録されており、海側の池にまつわる話です。
ちょっと怖くてリアリティのある話ですね。
ちなみに「継子台」と呼ばれる岩場が現在も残っているとのこと。
ダイビングで味わえる幻想的な世界
通り池はダイビングスポットとしても有名です。
しかし、海水と淡水が入り交じる水質や独特の地形と言った条件も相まって、ダイビング初心者向けではないようです。
興味がある方は事前に下調べをしっかりしておきましょう。
最後に
下地島の通り池は、伊良部島に来たら必ず訪れたい絶景スポットです。是非この場所で自然の迫力と神秘的な景観を楽しんでみてください。